第9話 初めてのレース
目次:
2026年4月19日。
ついに、初レースの日が来た。
しかも、天気は雨だった。
この日の流れは、公式練習10分、タイムアタック5分、予選1が10分、予選2が10分、そして決勝。
まずは公式練習。
10分の中で、2回くらい滑った。
雨の路面は思ったより難しい。
少しでも操作が雑になると、すぐにカートが暴れる。
それでも、走っているうちに、なんとなく感覚はつかめてきた。
そしてタイムアタック。
結果は、なんと2位。
3人中とはいえ、初レースで2位に入れた。
これは、自分でもかなり大きかった。
このままいけるかもしれない。
そう思った。
でも、そのあとに問題が起きた。
レギュレーションを満たしていないことが分かった。
指示に従い、カートに8kgの重りを乗せることになった。
そこから、走りが変わった。
今までと同じように操作しているつもりでも、思ったように走れない。
そのあとの予選は、3位で終わった。
そして決勝。
雨はやんで、路面も少しずつ乾いてきていた。
決勝は、新品のドライタイヤで挑むことになった。
でも、そのタイヤでは一度も走っていない。
最初の2周は、かなり滑った。
どこまで攻めていいのか分からないまま、探りながら走った。
少しずつ慣れてきたけれど、上の2人にはついていけなかった。
結果は最下位。
悔しかった。
でも、最後まで走り切ることはできた。
そして、最下位とはいえ、表彰台に立つことができた。
初めてのレース。
雨。
途中からの8kgの重り。
新品タイヤでの決勝。
うまくいかなかったことは多かった。
でも、レースは練習とは全然違うと分かった。
天気も、路面も、ルールも、タイヤも、全部が結果に関わってくる。
次は、重りを乗せた状態でも、ちゃんと走れるようになりたい。
悔しいままでは終わりたくない。
次のレースで、リベンジする。
