第7話 自分のJunior MAX。夢の値段は...
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本気でレースをやる。
そう決めた先には、どうしても避けられない現実があった。
カート代。
Junior MAXのマイカート。
中古フレームでも、かなりの金額。
母子家庭にとって、軽い数字じゃない。
簡単に出せる金額でもない。
それでも、母は僕に言った。
「やってみたらいいやん?」
短い言葉だった。
でも、その一言の重さはずっと忘れないと思う。
母は、知人、友人、たくさんの人に相談して、なんとかお金を用意してくれた。
その話を聞いた時、嬉しいだけじゃなかった。
同時に、絶対に中途半端にはできないと思った。
この一台には、ただのお金じゃなくて、母の覚悟が乗っている。
応援したいという気持ちと、信じてくれた思いが乗っている。
だから僕も決めた。
このカートに見合う走りができるようになる。
本気で上を目指す。
絶対に無駄にはしない。
